帰ってきた!平木博士の異常な愛情

または私は如何にして心配するのを止めて二次元美少女を愛するようになったか。

2016年秋に活動再開。同人サークル「けろぷろ!(旧名ケロちゃんプロジェクト)」からの告知用ブログです。

5/4新潟東方祭・5/7例大祭告知

 2017例大祭宣伝のコピー


 桜が散ったらもう初夏ですね。今年も人大杉状態のゴールデンウィークを皆様如何お過ごしでしょうか。え?超会議と原稿とイベント?そうですか。

 2年ぶりの新潟東方祭、もとい新潟合同祭参加となります。ガタケに代表される新潟はオタクムーブメントの高い土地と聞いておりますので、ひとつお手柔らかにお願いします。


大九州合同祭1701おしながき

 
 ●ハタテピピック(2016.10.30) 24P 300円

 かつて東方で描いておられた大先輩(フミンバイン)の出世作『ポプテピピック』が何故か東方にし創作で登場。一周戻って元の鞘に収まったということでしょうか。フミンバインの不条理さを継承しつつ、内容はポプテピピックよりもクソ。お楽しみいただければと思います。

 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=59554120

 ●ハタテピピック・セカンドシーズン(2017.5.3) 24P 400円

 目指したのは、公式よりもクソ。前作『ハタテピピック』のクソさを更にレベルアップさせた問題作。新潟東方再初売りです。

 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62357036
 
 ●ミレニアムの幻想少女(2016.10.9) 32P 500円

 こちらは打って変わってPC美少女ゲームの評論本。『トゥハート』から『D.C.Ⅱ』まで、かつてオタク産業の中核であったエロゲー文化を考察します。今やネットの大海からも徐々に消え情報も散逸しつつある古き良き文化。それが完全に幻想入りする前に一冊の冊子に纏めました。30歳以上の方には懐かしさを感じる一冊。
 
 https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=59341794
 
 以上、ひとつよしなにおねがいします。憲法記念日はときメッセで残念な椛ちゃんと握手! 
  

時は戦国、処は井伊谷

 2017年大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台である井伊谷(いいのや)は現在の浜松市北区引佐町にあたる。かつては浜松から鉄道が延びていたが昭和38年に廃止され、現在は天竜浜名湖鉄道の金指駅が玄関口となっている。大河ドラマの放映に合わせてお隣の気賀に設置された大河ドラマ館と合わせて、天竜浜名湖鉄道に乗って井伊直虎ゆかりの地を巡ってみた。

 日曜日に名古屋で恒例の学会に出席した後、一泊して翌朝の東海道線で豊橋へ。乗り換えて2つ目の新所原駅で下車した。天竜浜名湖鉄道の駅舎で「いいね!直虎1Dayパス」を購入し、9時32分発の掛川行きに乗車した。天竜浜名湖鉄道は全線乗り通したとしても1450円。これに大河ドラマ館と龍潭寺の拝観券が付いて、遠鉄電車とバスにも乗れて2300円ならお得な切符と言えるであろう。単行のディーゼルカーは地元の用務客と大河ドラマ館目当ての旅行者でそこそこ混んでいた。

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 天浜線の始発駅、新所原駅

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 天浜線は全線が非電化単線。単行のディーゼルカーが走る。

 天竜浜名湖鉄道天浜線は東海道線に接続する新所原から浜名湖の北側を通り、遠江を縦断し掛川へ至る全長67.7Kmのローカル線である。元は戦時中に東海道線の浜名湖鉄橋が爆破された場合の迂回路としての国鉄二俣線として敷設され、現在は第三セクター鉄道の天竜浜名湖鉄道天浜線となり単行のディーゼルカーが走る。沿線の桜はまだ咲いていないが今日は天気も良くて温かい。列車は東名高速の高架橋を見ながら浜名湖の北端を掠め、10時10分気賀着。国の登録文化財に指定されている古風な駅舎には井伊の赤備えが施されていた。もっとも赤備えは直虎が後見人となる井伊直政の成人後のシンボルで、直虎の時代にはちょっとそぐわないと思うのだが。

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 浜名湖を眺めながら。

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 気賀駅で列車を降ります


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 赤備えの気賀駅 

 「おんな城主直虎大河ドラマ館」は駅前の「みをつくし文化センター」で開催されていて、春休みだけあって平日にも関わらず観客が多い。直虎1Dayパス付属の入場券で入場し、まずは入口で写真を撮ってもらう。この写真は退館後にカードになって手渡される。確か上田の大河ドラマ館でもこうして写真を撮って貰った。館内は大河ドラマのあらすじや出演者紹介、衣装やセットの展示が主だ。昨年の真田丸大河ドラマ館は戦国時代の歴史も学べて見応えがあったが、やはり井伊直虎は一次史料が少なくそこを脚本がどう持っていくかが課題だろう。

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 大河ドラマ館となるみおつくし文化センターホール

 大河ドラマ館の隣には気賀関所のオブジェがある。気賀はかつて東海道のバイパス姫街道の宿場町として栄えた。遠州灘沿いの東海道は浜名湖の河口を渡らねばならず、また南海トラフ大津波で街道が度々被災することもあった。姫街道と国鉄二俣線がほぼ同じ理由で敷設されたことが面白い。

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 気賀関所のオブジェ

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 関所時代の建物

 大河ドラマの放映に合わせてここ気賀の大河ドラマ館と井伊谷の龍潭寺(りょうたんじ)の間にシャトルバスが走っている。こちらも直虎1Dayパスで乗車できる。龍潭寺は古くから井伊氏の菩提寺であり、大河ドラマでも井伊直虎の前の次郎法師が修行するシーンがふんだんに使われている。境内には井伊氏代々の墓もあり、直虎もこの墓地に葬られている。

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 大河ドラマでもおなじみ、龍潭寺の山門

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 龍潭寺庭園、寺はこころが落ち着く。

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  右から2つ目が直虎の、その左が直親の墓。
 
 龍潭寺の近くに井伊氏発祥の井戸がある。寛弘7(1010)年にこの井戸に幼子が現れ、初代井伊共保(ともやす)公となり井伊は代々遠江の国衆としてこの地に栄えた。戦国の世に徳川四天王の一人となる井伊直政を出し、徳川の世には幕臣として仕えた。この井戸は大河ドラマでも重要な役割を果たしている。

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 井伊家発祥の井戸、竜宮小僧が居るかも。 

 さすがに直虎の世から約450年も経ってしまえば井伊谷は浜松の外れの平凡な田舎街である。大河ドラマにも出てくる井伊氏の居館跡は完全に宅地化されていて看板が立つのみ。脇に大河ドラマ第一話で今川義元に討たれた井伊直満直義兄弟の墓がある。その後ろの山城の井伊谷城がある。頂上に登ると井伊谷と遠江平野と、そして遠くに静岡県下一の高さ212mを誇る浜松アクトタワーが見えた。

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 井伊谷でもいらすと屋が大活躍。

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 井伊谷城跡

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 現代の井伊谷と遠江を望む。

 バスで金指へ出て再び天浜線の度に旅に戻る。16時07分発の掛川行きはCAPCOMの戦国アクションゲーム『戦国BASARA』とタイアップしたラッピングトレインだった。車体には「おんな城主直虎」のメーンキャラである井伊直虎と徳川家康が描かれ、車内にも武将たちのイラストが描かれている。東海道線と比べて天浜線の車窓はのんびりしていて平和そのもの。途中駅の駅舎やホームにも味わいがある。天竜二俣駅の広い構内には転車台や扇形車庫が残っていた。

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 戦国BASARAラッピングトレイン

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 井伊直虎が描かれている。

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 車内の様子
   
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 逆光だけど、全景も撮りました。 

 終点の掛川が近づいてくる。私の先祖は井伊直虎と時を同じくしてこの辺りの小豪族であった。今川氏に忠誠を誓い、今川氏の最期では朝比奈泰朝と共に掛川城に籠城し家康の兵と戦った。井伊とは比べ物にならない小さな城の城主だったらしいが、日曜日に大河ドラマを見るたびに遠い先祖に思いを馳せている。掛川の2つ手前西掛川で私は列車を降りた。駅前に静岡県では有名な炭焼きハンバーグの店がある。土休日は家族連れを中心に混雑するというが今日は平日の夕方。美味しい食事とともにゆっくりとした時間を過ごせそうだ。今夜は掛川から再び例のきっぷの旅に戻り、深夜に東京へ帰る。

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  ※おまけ

余命幾許もない内房線特別快速に乗ってみた。

 内房特快とは総武本線・内房線の東京~館山間に1往復運転されている名無しの特別快速である。平成27年ダイヤ改正で内房線の特急「さざなみ」が事実上廃止されたので、その穴を埋める目的で平日の1往復だけ設定された。なお土休日は新宿始発の臨時特急「新宿さざなみ1号」として特別快速のダイヤをほぼ踏襲する。だがこの特別快速は今年春のダイヤ改正で運転休止が決定しており、僅か2年の命であった。そんな平日限定の特別快速に大回り乗車のルールを利用して乗ってきた。

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  特急でないのにこちらに表示されている。

 東京8時02分発の特別快速館山行きはE217系15両編成。「横須賀・総武快速線」と同じく「スカ帯」を纏った11両編成と付属の4両編成で運転される。東京寄り4両の付属編成が終点の館山まで行き、前の11両は途中の木更津止まりとなる。特急「さざなみ」の代替として誕生した経緯もあって、東京駅地下コンコースの電光掲示板では「特急」の欄に掲示される。総武2番線ホームも銚子方面への特急「しおさい」が発車する優等ホームだ。

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  東京止まりの普通列車として入線。
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  特別快速の表示

 津田沼からの快速列車がそのまま折り返し館山へ向かうので、入線から発車までの時間が5分間しかなく、 その間にグリーン車の清掃も行われる。だが通勤ラッシュとは逆方向なので降車客が捌ければ特に問題はない。館山まで行くロングシートの付属4両編成最後尾に乗車した。車内はロングシートの端が埋まる程度だが、リュックを背負ったおじさんおばさんの団体や、俗に言う葬式鉄も居る。東京駅地下ホームを出発して地下区間を行く。新日本橋、馬喰町を通過し、地上へ出て東京スカイツリーを見ながら錦糸町着。平日の通勤時間帯だけあって乗ってくる人も多いが、ここでも座席にはまだ余裕があった。

 総武線の複々線区間を往く。反対列車は快速、緩行ともに満員だが、ラッシュと逆方向の乗客はスマホ撫でるか二度寝かで平和そのものだ。江戸川を渡って千葉県に入る。次の市川では先行する快速列車を追い抜いた。途中停車駅は船橋、津田沼の二駅だけで、東京千葉間を僅か35分で駆け抜けた。千葉でややまとまった降車がある。次の蘇我では京葉線と外房線が別れる。ホームでは男性が余命幾ばくもない特別快速にカメラを向けていた。

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  江戸川鉄橋を渡る。

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  千葉到着。
 
 この特別快速が2年前の平成27年ダイヤ改正で廃止された「さざなみ1号」の代替列車であることは先に述べたが、東京湾アクアライン開業後東京から房総方面は高速バスの独壇場となり、現在JRは完全に白旗を上げている。特急「さざなみ」も今や東京~君津間のホームライナー的な需要しか存在せず、早朝に上り、夕方から下りが数本運転されるのみだ。 この特別快速もやはりレゾンデートルを失っていた。せめて車両をクロスシートにして、土休日を中心に「ホリデー快速」的な運用にすればまだ解る。正直平日に4両ロングシートの館山行きはないだろう。

 蘇我から先は臨時特急「新宿さざなみ」と停車駅を同じくする。車窓右手には京葉工業地帯の煙突群が続く。五井で小湊鉄道と接続し、つげ義春『やなぎ屋主人』の舞台となった長浦を通過する。今の長浦駅は京葉コンビナートのど真ん中で潮干狩りができるような砂浜はない。東京湾アクアラインの真下をくぐり、9時08分、木更津着。ここで前の11両を切り離し8分間停車する。木更津駅では乗客を降ろした後一旦扉を締め、前の11両が留置線に引き上げた後、後ろの4両が前方の停車位置まで移動し、再び扉が開いて乗客を乗せる。運用のことはよくわからないが、なんとも面倒くさいことをやってるものだ。

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  木更津で前の11両を切り離した。

 9時16分、4両編成の身軽な姿になって改めて木更津駅を発車。久留里線のE130系を左手に見て、次の君津でまとまった乗客を降ろし車内もだいぶ空いてきた。残るのは葬式鉄の同業者が中心。ロングシート先端の男の子はスマホの位置情報アプリ「駅メモ」に夢中だ。私の周囲にもハマっているヤングが多く、新しい汽車旅のかたちだと思う。君津から先の内房線は単線となり、ここまで来るともうすっかりローカル線だ。車窓には梅が咲き菜の花畑も見える。佐貫町を過ぎると右手に東京湾が広がる。対岸に浦賀の火力発電所が見える。浜金谷でリュックを背負ったおじさんおばさんの団体が下車した。ラストは海と菜の花畑。保田、岩井、富浦と停車し、10時10分、特別快速は終点の館山に到着。ホームには菜の花がきれいに咲いている。房総はもうすっかり春だ。

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  ラストスパートは海を見ながら。

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  終点、館山に到着。

 この後このE217系4両編成は館山駅の留置線で夕方まで休んだ後、館山17時05分発の特別快速となって来た道を東京へ戻る。来月のダイヤ改正で特別快速が廃止された後は、同じ時刻に東京~君津間に快速列車が1本増発される。僅か2年間、内房特快はたいして世間の耳目を集めぬままダイヤから消えようとしている。 

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  房総に春が来た。 
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